6月の本
気がついたら7月になっていた。今年も気がついたら上半期が終わっていて、意味がわからない。更新をしようと思いつつ、引っ越しやらなんやらで週末が潰れ、平日はひたすら眠り、土曜日はお茶のお稽古に通っていたらこんな時期になってしまった。
さて、そんな引っ越しの準備をしながら読んだ、6月の本たち
小説
砂の子ども(ターハル・ベン=ジェルーン 訳:菊池 有子)
聖なる夜(ターハル・ベン=ジェルーン 訳:菊池 有子)
アマゾンに聖なる夜の扱いがなかったので、砂の子どもだけ紹介。
この2冊はセット。
性差に厳しい国で、本来とは違う性別として生きてきた主人公が、自分の体を自覚していく。
ここは日本で、少なくとも、イスラム教圏ほど性差はないのかもしれないけれど、苦しさ、どことない滑稽さが素晴らしかった。
探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心(汀こるもの)
祐高さまどうした!?忍さまの愛に調子のっちゃだめです!!!と思いながら読了。6月末のツイキャスで衝撃の作者の意図を知ったので再読します。
マルドゥック・スクランブル The 1st Compression-圧縮 (冲方丁)
好き好きいいながら完全版を読んでいなかっただめ人間です。ウフコックが好きすぎて好きすぎて…
マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion─燃焼 (冲方丁)
カジノシーン、かわいい。バロットとウフコックが馴染んでいくの良いです。
マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust─排気 (冲方丁)
マルドゥックスクランブル一気読み。愛だね
星に仄めかされて (多和田葉子)
SUSANOO、君そんな性格でしたの!?とどきどきしながら、読みました。続きがあるのかな。楽しみ。言語の可能性は無限。私たちは日本語の限界を超えていくこともできるだろう。
子どもたちと話す イスラームってなに? (ターハル・ベン=ジェルーン 訳: 藤田 真利子)
本当にイスラームって悪いものなの?ニュースだけを見ていると何が何だかわからない。シーア派、スンニ派の違いも分かっていなかった。同じ宗教でも過激派や穏健派はいるのだから、無知のせいで一括りに批判すべきではないと強く思った。無駄な恐怖心は捨てて、理解したうえで、適切な距離感でイスラーム世界と関わっていきたい。
愚者のエンドロール (米澤穂信)
氷菓からきて、2冊目。入須先輩、本当は優しいのでしょうね。お姉さまにはでも、裏のまた裏まで見透かされたようだけれど。
アニメから入っているので、分かりやすいところもあって、これはこれで良しです。
ラストのえるちゃんのセリフはとてもいいな。
Audible
読了できていない。今は「今、出来る、精一杯。」を新居の片づけをしながらいつも聞いています。
コミックス
かしましめし【5巻】(おかざき真理)
苦しい、嬉しい、色々あるけど、みんなでご飯を食べることができて、時間を共有して、一人で頑張ったり、相談したりする。生活は回る。おいしい、って心からいうとき、一人でも、だれかとでも、それは素直に心を許すような気がする。
小林さんちのメイドラゴン【1~12巻】(クール教信者)
今更感もいなめないけど一気読み。小林さん、メンタルがかなりいいな~。アニメ見ようかな。
ガールクラッシュ【4巻】(タヤマ碧)
頑張るってこういうこと!!!心に良い。今回もバチバチにビジュアルがいいです。
少年のアビス【9巻】(峰浪りょう)
みんなの苦しみ。玄くん、がんばってよ。いまもきっと苦しいよね。何かよくなるトリガーがあればいいのに。
夢色パティシエール【1~12巻】(松本夏実)
小学生のころに読んでいて、しばらく読んでいたんだけど、途中でりぼんを読まなくなっていた。Kindle Unlimitedにホイホイされたそのまま最後まで購入。読了。
センスも大事だけど、いちごちゃんの努力には頭が上がらない。
7月も片付けをしながらほそぼそと読んでいます。
絶対に見られたくないもの【本棚】
今週のお題が「本棚の中身」であることに、昨日、5月のまとめを書いていて気がついた。
「本棚」の中を見られるのは、クローゼットの中を見られるより恥ずかしい。特に、本を読む人には絶対に見られたくない。私の底の浅さがバレてしまうから。
「好きな本」とかは考えて話せばいいからまだ取り繕えるとして、本棚はもう自分を形成してきたほとんどの本が入っているのだから、本棚を覗かれることと思考を覗かれることはほぼ同じだ。
なので、私の家の本棚は「見られていい用」と「見られてはいけない私用」にわかれていて、見られたくない方は人を招かない部屋に置いている。
見られていい本棚は小さめで、オブジェみたいにしている。表紙がきれいな本や、図鑑が多めだ。
見られたくない方は、もう割と好き勝手やっていて、自分でも何冊あるかよくわからないし、中板が本の重さで凹んできているのでそろそろ替えないといけない。
こんなに本棚を見られたくないと書いたけど、人の本棚には人一倍興味があるので、今週のお題のおかげでたくさん見られるのは嬉しいな。
こんなかわいい本棚を作っていた時期もありました…
5月の本
GWに休まなかったら異常に忙しい月になりました。Audible全然消費できてない〜!!半分眠りながら聞いています。
4月に読んだ「匿名作家は二人もいらない」の影響でアフリカ関連の本にハマり、かなり良い感じなので来月分がたくさんあります(月末に図書館で大量に借りたので消費しないといけない)。
ノンフィクション
小説
グリーン・ノウの魔女(ルーシー・M. ボストン 訳:亀井俊介)
これぞ、イギリス児童文学!!って感じで本当に最高なのでここにたどり着くために全部読んでほしい…。魔法、生半可なモノじゃなくていいです。信仰は本当に強い。
シェルタリング・スカイ(ポール ボウルズ 訳:大久保康雄)
結論:男女の関係がもつれたまま僻地に行くなキット、めちゃくちゃ魔性の女なのでは…?映画見たいです。
グリーン・ノウの石(ルーシー・M. ボストン 訳:亀井俊介)
グリーン・ノウの総集編です。めちゃよかった。思い出にずっと浸っていたい…。最後に訳の亀井先生が作者を訪れているページがあったのですけど、それも併せてとてもよかったですね。
もっと買いやすくなればいいんだけど。
コミックス
さんかく窓の外側は夜【1~その後】(ヤマシタトモコ)
めちゃよかったですね!お母さん~~。レビュー見ているとBLダメで…というのが多かったけど私は特に感じなくて、意識して読むとそうなのかもしれないが…?????でした。
というわけでそんなに読んでいない5月!休みほしい!!!
6月もちまちま読んでます。
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4月の本
初旬はずっと勉強をしていて、隙間時間に漫画を読んでいたら、漫画の冊数がすごいことに‼︎とはいえ小説なども読みました。
小説
夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show (森博嗣)
練無は本当にいい子だね。大好き。紅子さんの探偵ショーは絶対にカメラに収めたかっただろうな。そして毎日1人でみる…。
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ【1〜2巻】(小川一水)
漁業×SF×百合、最高。どれだけ文明が発達しても消えない男尊女卑、これはかなりリアル。今回は百合だったけれど、LGBTQIAすべてについて、「当事者」「理解はしてくれる人」「受け入れられない人」、がいるのが社会と感じている。女2人で伝統なんて振り切って突っ走ってくれるのは最高だし、これからも社会のしがらみを振りきって進んで行ってほしいなあ!
魔剣天翔 Cocpit on Knife Edge (森博嗣)
練無が切ないの連続じゃない!?
匿名作家は二人もいらない(アレキサンドラ・アンドリューズ 訳:大谷瑠璃子)
読み進めるたびに謎が解けていく爽快感。これは実写化して欲しいなあ。アメリカの学歴差別的なところも垣間見えてとても良かった。ずっと気が抜けなくて一気読み。
氷菓(米澤穂信)
直木賞キャンペーン続き。アニメは見たのだけれど読んでいなかったなあっと思って。アニメから小説にはいると具体像がアニメのキャラになっちゃう。折木くんは小説だけだともっとなよっと感がある気がした。
ホテル・アイリス(小川洋子)
一時期のめり込んで読んだはずの小川洋子の本で読んでないの作品があったなんて!?と思いながら本屋さんのメディア化作品棚をみて驚きつつ購入。読了。ぞわぞわ~~~。甥っ子とのやりとりのところで心をめちゃくちゃにされました。好き。
今月の小説一番良かったのは、匿名作家は二人もいらない、でした。これに影響されて今月は北アフリカ系の本を読んでいます。
Audible
読了はなし。今は三国志と化物語(下巻の朗読が坂本真綾様なので上巻からゆるゆる聴いている。)。三国志はずいぶんと前に読んだ記憶を探りながら聴いているけど、朗読良すぎる。
コミックス
怒涛のコミックス。
かげきしょうじょ!!【12巻】(斉木久美子)
あいちゃん……!!!!!やりたいこと、むいていることに気が付くことについてめちゃくちゃ考えてしまった。
呪術廻戦【19巻】(芥見下々)
一気には進まなくなってきたなー。カッコよカットが入っているので好き。
魔法騎士レイアース【1~3巻】魔法騎士レイアース2【1~3巻】(CLAMP)
Kindleセールに乗せられる女。(最終的に損している気がする時がある)
読んだことはあるのだけど物理本がもう家にないので買ってしまった。頑張る女の子が世界で一番かわいいよ
その着せ替え人形は恋をする【1~9巻】(福田晋一)
まずもって絵が可愛い。
もともとは漫画アプリで読んでいたんだけど、あーもう全部読みたい、もどかしってなって全巻買いました。自分の好きなモノ、大事にしないとだめだよね。
おちたらおわり【7巻】(すえのぶけいこ)
普段読まないジャンルなんだけれど、これにはとてもはまっている。主人公頑張ってくれ~~~~
カードキャプターさくら クリアカード編【1~12巻】(CLAMP)
読むと本当に元気になるね…知世ちゃんに無償の愛を学び、さくらちゃんに勇気と元気、明るさを学びました。明るくいないといけない日の前日に読んでいます。
違国日記【9巻】(ヤマシタトモコ)
「夏休みどこにも行かない程度に仲よくなった」というところにグサグサとやられていて、まだ刺さっています。
勉強の合間にコミックス読もうと思っていたらなんかおかしなことに…?
五月は勉強と読書のバランスがいい感じになるようにやっていこうね。
3月の本
3月は調子よく読み進めたのではないかなと思う。
小説
零號琴【上下巻】(飛浩隆)
単行本も持っているのだけれど、表紙が欲しくて買ってしまった。そして積読になるはずだったけど、読みたくなって読んだ。グラン・ヴァカンスとラギッド・ガールもそう。急に読みたくなる。
シュリバンが大好きで、シュリバンに愛されるという一点でとにかく菜綵がうらやましくてたまらない。
有限と微小のパン The Perfect Outsider (森博嗣)
真賀田博士!!!!!ねえええええええ!!!!!!!
(真賀田四季、大好きなのですが、西之園萌絵が好きすぎて気が狂いそうになります…)
愛じゃないならこれは何(斜線堂有紀)
他は、noteの連載で読んでいたけれど、やはり本の形になっていると嬉しくて再読した。書き下ろしの、「ささやかだけど、役に立つけど」が園生目線での三人の話でよかった。新太目線も気になってしまう。どんな形でも維持したい人間関係というものはあり、結婚とかしてもそれは一応続くんだけど、ちょっと違うんだよな。
あちらにいる鬼(井上荒野)
壮絶…。百合だと思う。夫の不倫相手と仲良くやってしまう人、というのは時々ある話だよね。好きな人が同じだから、通じ合うところはどうしてもでてくるんだろうなあって思った。母に読んだと話したら、送って〜と言われたので母の感想が楽しみ。
ところで井上荒野さんのインスタグラムがすごく好きです。
変身(フランツ・カフカ 訳:川島隆)
新訳読みたいな~と思っていたのだけれどなかなか見つけられなくて、ふと立ち寄った蔦屋に置いてあって、こんなところで!?と思いながらほくほく買った。良すぎる…。そして解説で今月2度目の多和田葉子さんへの言及にも出会い、偶然こわいと思いながら読んだ。翻訳ももちろんだけれど、解説がとにかくよかったです。
ベルリンは晴れているか(深緑野分)
本を買うとき、なにかの思想に引っ張られていることはないはずなんだけれど、かなりカフカとリンクしてしまい、苦しかった。偶然が重なることは多い。
父と私の桜尾通り商店街(今村夏子)
読み始めて「あれ?私これ読んだことあるな????」と思っていたら単行本で読んでいたみたい。タイトルを覚えておこうね…。新録と、文庫版解説がとてもよかったので2冊買っている自分のことは許しました。何回読んでも不安になるんだけど、解説でかなり救われた。
Audible
Audibleが定額聞き放題になったので始めてみた。家で、電気を消したけど眠れない時間と、お風呂に長く入るときに聞いている。脳内インプットの音声が、完全に朗読の方の声になってしまうのだけれど、しっかりと頭に残るのがいい。最近文字滑りが起きるようになっていたので、インプットの方法を増やして脳内にひっかかりを増やしていこうとしている。
実際に1か月試してみた結果、紙の本で文字滑りをしなくなってかなり快適。
インプットの方法に変化をつけるというのは、今後もいろいろとやっていきたいと思う。
コミックス
神クズ☆アイドル【5巻】(いそふらぼん肘樹)
アサヒちゃんかわいい~好き~~~~。元気で明るい女の子に私も体を乗っ取られたいのですが誰か!?
どうぶつの国【1~14巻】(雷句誠)
無料期間に途中まで読んでいたんだけど、心が折れて挫折。Kindleセールで1冊220円になってたので全巻買って読みました。
3月、どうしたの!?という冊数読んでいますね。4月はちょっと勉強をはじめているのでペースが元に戻るかもしれない。でもすでに結構読んだような…?
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デギュスタシオン - パティスリー・サダハル・アオキ・パリ
休みの日、一人になったら美術展を回ることにしている。
観劇・美術鑑賞・宝飾…同居人がそんなに興味のないものは分かりやすいものや楽しいもの以外は一人で行く。
その日はMET展に出かけて、昼にポールボキューズ(MET展はまた別記事にする)を食べ、そのままミッドタウンまで歩いて正倉院展は本物ではないのか…としばらく悩み、気に入ったグッズだけ買った。この時点で4時頃。一人の日は夕飯は食べないので、カフェで小腹を満たそうと思いまずはJPHへ。
相変わらずの混雑具合に辟易し、また今季限定は食べていたので、すたすたとサダハルアオキに向かう。幸いなことに待っている人もおらず、テーブルを片付けてもらいすぐに注文をすることができた。
もちろん、ガトーを頼んでもよかったのだけれど、デギュスタシオンを食べたくて(小さいものがたくさん並んでいるのが好き)、それと、紅茶はポム キャラメルをオーダーした。
目の前に並ぶ可愛い6種類のおすすめケーキたち。
ベリーから抹茶、マカロンを使ったケーキまで、サダハルアオキの得意なケーキたちがずらっと並ぶ。
端から順に食べて、一口ごとに口にたっぷりと広げてから紅茶を含む。じんわり。クリームがちょうどよく溶けていく瞬間が本当に好きだ。
全部きれいに平らげ、自分へのお土産に、代名詞といっても過言ではないバトン型ショコラのボンボンショコラ3P(シェフのサイン入り)を買う。(母にはバレンタインに毎年12個入りを送っている。気が向いたら24P。私は12種類なかなか食べられないので、知らない味の方が多い。)
家へのお土産でヴィエノワズリーのショコラと抹茶をそれぞれ買って帰った。同居人がおいしすぎて言葉を失っていて、少し面白かった。
カフェに出向くことはなかなかないのだけれど、また色々食べようと思う。
(サダハル・アオキで一番好きなのはフォンダン シロサツマ。季節限定なのがいつも歯がゆい。マロンとマッチャも好き。)
2月の本
2月、オリンピックがあって、あったことにも気が付かないまま終わっていた。母から電話でフィギュアスケートの話を聞いただけだった。
そんな、短い2月に読んだ本。
ロシア民話集【上】(アファナシエフ)
カブの話、所謂「大きなカブ」なんだけど、登場人物が意味不明で面白い。あと、登場人物の名前がある程度固定されている。役柄に応じた名前があるのかな。
滅びの鐘(乾石智子)
乾石さんのファンタジー、本当に日本の…?ってなる。大好き
レベル94 少女から最後の挨拶(汀こるもの)
クラファンしているので紙でも持ってるんだけど、雀が好きすぎて、途中で挫折していた。読了できて良かった。
ガールクラッシュ【3巻】 タヤマ碧
あ~~~~好き
傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン【6巻】(磯見仁月)
解説読む方が時間かかる。好き
3月、Audible解禁しました。楽しんでいます。
歩きながら手ぶらで話が進むのは快適。